専門外来は病棟勤務とは異なり、日勤のみの勤務となっている。夜勤がないと生活のリズムが保ちやすいので、看護師には人気のある仕事の一つだ。専門外来の仕事内容は、主に医師の診療を補助することで、専門部署によって違いはあるものの、概ね患者の問診や採血、検温、点滴といったことを担当することになる。

専門外来では、各分野の高い知識が必要になる。加えて、大勢の不特定多数の患者に対して適切な処置を迅速に行う能力も必要だ。入院が必要だと診断された患者がいる場合には、病棟のある病院と連携をして、患者の病歴や病状、検査結果などを連絡することも業務の一環に含まれる。そのため、専門外来の仕事は夜勤がないとはいえ、仕事内容は多岐にわたり、やりがいを感じて働くことができるだろう。

また、専門外来で働くメリットの中には、他にも残業がはあまり多くない点もあげられる。そのため、プライベートな時間をきちんと確保できるので、疲れを翌日に持ち越すこともあまりないそうだ。さらに、医師のそばで働けるため、全ての責任を看護師が背負うことがなく、心理的にも負担が少なくて済むようだ。それに、患者の症状によっては他の診療科との連携も必要になるので、コミュニケーション能力や協調性を培うこともできるため、看護師としての成長にもつながるのだ。専門性を磨きたい方やいろいろな看護業務を経験してみたい方は、ぜひ専門外来に注目してみることをおすすめする。